夏休みが始まって早10日(2020年8月11日時点)。
皆さんはいかがお過ごしだろうか。
私は学期中と何ら変わらず、家で愛犬と愛亀と過ごす日々だ。
これまでは休みの前半でバイトに勤しみ、後半で国外逃亡をするというのが常だったのだが、今年はそれができない。
そこで考えたプランBがこちら。
「家で海外の料理を作って、異国情緒を味わおう」
*「味わう」は「異国情緒」と「料理」で掛けている。
ということで作ってみたのが「ხაჩაპური」(ハチャプリ、khachapuri)。
この文字からして謎の料理、生まれはタイトルにある通りジョージア🇬🇪。
三方を4つの国に囲まれ、西は黒海に臨む国だ。
以前スロバキア出身の人が「スロバキアは日本の長野県です」と言っていた。
ジョージアだったら「日本の秋田県です」といったところだろうか。緯度も近いし。
残念ながら私は実際に行ったことがないので、どんな国なのかはよくわからない。
が、今回はそんな未知数の国ジョージア出身の外大生Aさん 監修 撮影協力の元、ハチャプリを作ってみた。
参考にした動画はこちら。ジョージア大使自ら腕を振るうあたり、さすがローカルな国ジョージア(勝手に色々あだ名をつけている)。
動画で説明されている通り、ハチャプリには地域によって様々な種類がある。
動画及び本記事で紹介するのは、იმერული ხაჩაპური(イメルリ・ハチャプリ、imeruli khachapuri)と言って、薄いパン生地でチーズを包んで焼いたものだ。
以前、吉祥寺にあるロシア料理店で食べたのはパイ生地だった。
そして後々わかるが、ジョージアのレシピ、日本と比べてかなり大雑把だ。
ハチャプリの作り方
<材料> 直径20cmの円形で4枚
生地 ()内は私が使用した量
薄力粉・・・700g (打ち粉も入れて500g弱)
プレーンヨーグルト・・・400g
塩・・・少々
ベーキングパウダー・・・少々 (小さじ2と½)
チーズ
ミックスチーズ・・・400g
カッテージチーズ・・・100g
バター・・・30g
塩・・・少々
分量外
薄力粉
油
バター
*動画には薄力粉700gとあったが、今回はそれよりだいぶ少ない量で作った。
*ベーキングパウダーの分量は動画には「少々」とあったが、薄力粉700gに少々は心許なかったので勝手に増量。しかし実際には薄力粉700gも使わなかったので、そんなに要らないかもしれない。
<下準備>
・薄力粉は振るっておくとダマになりにくい、と思う。動画にはなかったので自己流。
・チーズは常温に戻しておくと後で作業しやすい。
<手順>
1. ボウルにヨーグルトをすべて入れる。
2. 1に薄力粉を少しずつ加え、その都度混ぜる。
3. 手でこねる。目安は粘り気が出て、引っ張ると伸びるくらい。
4. 3のボウルの下にぬるま湯を張ったボウルを置き、さらしを被せて1時間ほど休ませる。
5. チーズ、塩、溶かしバターをすべて加え、混ぜる。
6. 生地をこぶし大取り、打ち粉を振るった台の上で丸くする。
7. こぶし大より一回り小さく取ったチーズを丸める。
8. 生地を2センチほどの厚さに平たく潰し、真ん中にチーズを置く。
9. チーズを包み込んで丸め、厚さ2センチほどになるように均等に潰す。
10. 弱火〜弱めの中火で熱したフライパンに薄く油をひき、9の生地を入れる。
11. 生地をフライパンに押し付けるように、猫の手で(指の第二関節を使って)さらに均等に押す。この時中のチーズが偏らないように注意。
12. 軽く焼き目がついたらひっくり返し、両面とも焼く。
13. 表面にバター(分量外)を塗って完成!Voila!(言ってみたかった)
味の感想:美味しい。生地にヨーグルトが入っているため少し酸味がある。
本場ではイーストを使って生地を作るので、これは日本版ハチャプリの味なのだろうか。
ここはAさんに聞きたいところだが、圧倒的日本食推しのAさん、最近までチーズが苦手で本場のハチャプリの味は覚えていないそう。
いずれにせよ、中のチーズに対しこのさっぱりとした生地はちょうどいい。
材料の少なさと料理初心者の私にも作れてしまうお手軽さもプラスポイント。
皆さんも是非一度お試しあれ!
おまけ
ジョージア、ラチャ 撮影:Aさんの友人
(文・小林かすみ)