アイルランド留学体験記①~ちょっとびっくりな授業エピソードから家庭料理まで~

こんにちは!

国際社会学部アフリカ地域専攻1年の脇里々花です。

この夏にショートビジットプログラムという外大の短期留学制度を利用して、アイルランドに5週間行ってきました。

<アイルランド基礎データ> ※出典:外務省

面積 70300㎢(北海道の面積の約8割強)

人口 約512万人

首都 ダブリン

言語 アイルランド語(ゲール語)及び英語

宗教 約78%がカトリック教徒

ー大学で最も古い校舎です。立派!歴史を感じます。ー

期間 7/25~8/26 5週間 (ホームステイ)

留学先大学 アイルランド国立大学コーク校

私が留学したアイルランド国立大学コーク校は、名前にある通りアイルランド南部のコーク(Cork)という場所にあります。コークは、首都ダブリン(Dublin)に次ぐアイルランド第二の都市と言われていますが、とても小さな街です。

ダブリンに一日旅行してコークに帰ってきたときにはひどく安心したほどです。

ちなみに、今回のショートビジットプログラムの中でこのアイルランド国立大学コーク校が行先のトップで、なんと計41名もの外大生が留学をしました。

これは、授業料が外大生は20%引き(!)という特典があったことが関係していると個人的には思います…。

というようなことで現地に外大生はたくさんいたわけですが、もちろん様々な国からのたくさんの人と素晴らしい出会いがありました。

まず、授業のシステムとしては…

授業は9時に始まります。途中10:45〜11:15に30分間のコーヒーブレイクを挟んで13:00に終わります。

様々な国から短期間または長期間英語を学びにくるサマースクールでは、開始、終了時期を合わせることができないため、一週間ごとに新しい生徒が数名ずつ入ってきて、同時にパラパラと抜けていくという形でした。私のクラスでは、1クラスの人数は最大で15名くらいだった気がします。日本人、フランス人、韓国人、中国人、ドイツ人、スペイン人、、、といった人たちが代わる代わる来ていました。

大学生だけでなく社会人も英語を学びに来ていました。ドイツ人の哲学の先生、コロンビア人の経済学の先生、中国人の画家、スペイン人の医者、などなど。…….すごいですね。

私が配属されたクラスはとてもレベルが高く、it’s beyond me! と感じていました。フランス人の英語は速くて聞き取れないし、話している内容は高次元であり、自分のリスニング力の欠如と教養のなさを感じました。非常に刺激的でした。

ここで授業で印象深かったことをいくつか書きますね。

1.「別に宿題やらなくてもいいよ」

私のクラスの先生は、いつも首にスカーフを巻いていた。「なんで毎日巻いているんですか」と聞くと、「冬の寒いときにいつも巻いていたら、僕の体の一部みたいになってしまって、夏でもつけていないとなんだか気持ち悪くなっちゃったんだ。」と答えた。

クロアチア出身、イニシャルはDJ、口癖はabsolutely。

そんな先生の、宿題についての考えについて。

毎週月曜日の1時間目には、プレゼンテーションをしなければいけなかった。3〜5分、パワーポイントを作ったりしてやるやつだ。私はプレゼンが苦手だ。ガチガチにスクリプトを作って緊張して発表して終わるのがいつものパターン。

5週間で計4回プレゼンをしたわけだが、1回目のプレゼンのあと、私は先生にプレゼンの作り方についてアドバイスを求めた。すると、

「そんな真面目に考えなくていいよ。プレゼンより休みの日を楽しむことを優先しな。もしそれでプレゼンつくる時間なかったら、できませんでしたでいいよ。」みたいなことを言われた。

わお、やらなくても良いって言われた。私が悲しげな表情で相談したから慰めてくれただけなのかなとも思ったけど、他の宿題に関しても同じようなことを言っていたからそのままの意味なんだろうなと思う。びっくりした。

実際、あんまり真面目に考えずになんとかなるという精神で土日を楽しんで、ちゃちゃっと作ったプレゼンの方が緊張しなかったし、上手くいった。

ちょっとプレゼンへの嫌い度が下がった。ありがとうDJ!

2.授業中の入退出

授業中に無言で出ていく生徒が何人かいて、最初私はびっくりした。少しすると、また無言で帰ってくる。先生も生徒も、見向きもしない。

多分お手洗いに行っているのだと思うが、わお、これがスタンダードなトイレの行き方か。

3.日本の歴史はマイナー

ヨーロッパ出身の人たちは、日本の歴史や中国の歴史は学校では全く習わないそうだ。(この話をしたのが推定30〜40代の大人たちだから、今の学生はどうか分からない。)私たち(世界史選択者)の多くが苦労する中国古代史なんかもやらず、基本ヨーロッパの歴史のみを習うのだそう。自分たちで、eurocentrism(ヨーロッパ中心主義)だから、と皮肉ぶって笑っていた。

それゆえに、私たちが日本の歴史について少し話すと知らなかったと驚いていた。第二次世界大戦後の日本のこと、今も米軍基地が日本にあることなど、知らない人が多かった。

DJ先生は反省した様子で「日本の歴史の本を一冊読むことを約束するよ!」と言ってくれた。

アイルランドの食事ってどうなの?

あくまでも個人の感想ですが、総じてとても美味しかったです。味付けがシンプルで素材の味を生かしていて、その素材が美味しいという感じです。

やはり一番の特徴としましては…主食がジャガイモなので、毎食必ずと言っていいほどジャガイモが何らかの姿で現れます。

またフルーツは丸かじりが当たり前で、私はリンゴや洋ナシ、フラットピーチという平べったい桃などをよく食べていました。

そして、乳製品がとても美味しい。そこらじゅうに牧場があり、のんびりと草を食べる牛を毎日見るので納得です。ヨーグルトは濃厚で、スーパーには豊富な種類の牛乳。私は毎朝パンにバターをたっぷり塗って食べていました。

スーパーの牛乳売り場。

~家庭料理~

私のホストファミリーは食事をとても大切にしていました。ホストマザーとホストファザーが交代で食事をつくり、お互いに感謝と賞賛の言葉を言い合っていました。なんてステキなのでしょう。

ということで、お家で出された料理をいくつかご紹介します。どれもとても美味しかったです。

初日の夜ごはんです。シンプルに、ポーク、ジャガイモ、ニンジン、グリンピース。
これは醤油を使って炒めた炒飯のようなものです。日本米とは異なり、パラパラとした細長いお米を使っています。ホストマザーは醤油が好きだと言っていました。
ホストファザーの自信作、ピザ!これは本当に美味でした。ピザにのっている緑色のものはズッキーニだと思いますが、アイルランドではクールジェット(Courgettes)と呼ばれています。
これはアイルランドの伝統的な朝食です。週末にブランチとしてホストファザーが作ってくれました。<卵、ソーセージ、トマト、マッシュルーム、ブラックプディング、ホワイトプディング、ベーコン>
ちなみに、ブラックプディング(Black Pudding)とはこんなものです。豚の血にオーツ麦やハーブ、スパイス類と豚の脂肪分を混ぜ合わせたソーセージ。え!豚の血?と思いますが、案外血臭い感じはなく、麦が入っているので食感も楽しく、香ばしくて美味しいです。ホワイトプディングは白色をしていて、豚の血を使わないバージョンだそうです。

パスタも頻繁に出てきました。これはミートソースですね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。次回もお楽しみに!

(文・脇里々花)