みなさんこんにちは、あっという間に第4回ですね。今回は平泉から北海道へと向かいます。
岩手県一関のビジネスホテルに一泊し、プランに付いていた朝食ビュッフェ(!)をいただいてから早速平泉へ。
バスに乗り、まずは駅から1番近い毛越寺(もうつうじ)にやって来ました。
こちらの浄土庭園は世界遺産に登録されています。雪と氷がとても幻想的。
松尾芭蕉の句「夏草や 兵どもが 夢の跡」
直筆の石碑がありました。
毛越寺からまたバスに乗って中尊寺へ行こうと思ったのですがバスにニアミスで置いていかれ、30分待つよりは歩いた方が早く着くかなと泣く泣く歩くことに。ひたすら長い道のり。
まぁその結果、バスで行っていたら寄れなかった熊野三社に寄ることができたので結果オーライってことにしました。せっかくだからと苦労の記念に御朱印をいただいたら神職さんがお煎餅をたくさんくださって笑ったり。ほっこり。
寒い中1人で3~40分ひたすら歩き続け、本当に泣きそうになりながらもようやく中尊寺の麓に到着。その時の私は着いたと思ってしまったんだ…実はまだまだ先は長い…
貸し出し珍百景その2。まさかの滑り止めの縄。靴にくくりつけるんでしょうね
縄はさすがに借りませんでしたが、確かに滑りやすい山道を登り続けます。15分くらい。
そうして本堂に到着。金色堂はさらに先。
ついに金色堂!
内部は撮影禁止でしたが圧巻でした。細部や金色堂の歴史を説明する映像もあって、大事に守られてきた過去を知ることができました。
がっかり世界遺産なんて言われたりしてますが見る価値ありです。
金色堂でいただいた御朱印。すごい…!
ここにも芭蕉さん。「五月雨の 降り残してや 光堂」
中尊寺の山を下りて、麓からバスで駅まで行こうとしたらまた置いていかれる悲劇。さすがにもう歩く元気はないのでバスを待つ…時間のロスが痛手。
平泉は見れたので、本来なら多少時間をロスしても問題ないはずなのですが、実は岩手県では平泉の他にもう一つ行きたい場所があったのです。
それは岩手県紫波郡矢巾町にある煙山(けむやま)という場所。ライターのルーツを探る旅です。
私の名字はけむりやまと読むのですが、いずれにせよ北の方、このあたりがルーツだそうです。
中尊寺を見終わった時点で予定より何時間も遅れていたうえに、平泉駅で電車を1時間待つ間にお店を覗いたりふらふらしていたら電車が行ってしまうという究極のアホをやらかす。煙山へは行けそうになかったのですがせめて近くまで行こうと、何を思ったかタクシーで花巻まで向かう暴挙に出た私。。
優しいタクシー運転手さんに助けられつつ、花巻から電車で矢幅駅へ。
17:00頃、矢幅駅に到着。
うーん惜しい…けどここまで来れただけ奇跡。
なんだか感慨深いですが、すぐに盛岡へ向かいます。盛岡駅を18:00に出発する高速バスで弘前まで行き、そこからさらに電車で青森駅へ。電車の中の女子高生がコテコテの津軽弁でかわいい。
そんなこんなで青森駅に着き、特急はまなす(この間廃止になってしまいました…)の乗車券を買って乗りこむ。人生初の夜行列車です。
次目覚めたらいよいよ北海道…!!寝心地は悪いけどわくわくです。いつの間にかこんな遠くまで来てしまった!と車内で1人感動。
次回は北海道編。札幌雪まつりと小樽へ行きます。思わぬ出会いに猛吹雪、運河沿いの絶景をお届けします。お楽しみに!
(文・煙山 佳奈)