恋の始まりはいつも突然に in laos①

えー、明日からの予約ですね。

と、事前に予約していたホテルで突然言い放たれた私。

Oh…yeah,ummmm. What should I do(にこにこ)?

私のラオス語のレベルは、日常会話となるともうあまり困ることはない。しかしホテルの予約とか仕事の話など事務的なトピックとなると、頭の中のラオス語が突然姿を消す。あーー、あーー、あーーーーーーーーーーーーーしか出てこない。

そして少し考えた後、

「ごめん、私ラオス語そんなに話せないんだ(にこにこ)」

と流ちょうに謝罪する。たちが悪いのはわかっているが、こうするよりほかない。

ラオス人は基本ものすごく優しいので、困っていると助けてくれることが多い。

それにラオス語を勉強していると伝えると、オプションを付けたレベルでものすごく友好的に接してくれる。

非常にナイスな従業員さんのおかげで、私は1日早くチェックインすることができた。

部屋は結構豪華。キングサイズのベッドに、バルコニー、ペットボトルの水飲み放題、ラオスコーヒー、紅茶、飲み放題。運が良ければバナナ食べ放題(ラオスのバナナは本当に甘くておいしい。)。ただ、半地下に部屋があるので、少しうす暗かったり(公園のトイレくらいの明るさ)、寝具が少し湿っていたりする。雨でも降ったんか室内に。

部屋に入ってバナナマンが出ているyoutubeを少し見た後、このままではまずいと思い、外に出てみた。

ここで一人紹介しておきたい人物がいる。ホテルの運転手のサーンおじさんだ。この人がいなかったら、きっと私の今回の旅は40%くらい楽しくなかっただろう。

とにかくコミカルで、でもどこか寂しげな雰囲気もあって、私がそのホテルにいる間ずっと夜の話し相手になってくれた。人の似顔絵を描くのが好きな私は彼の似顔絵を描いてあげると、焼き鳥を1本くれた。

間違いなく彼は私が世界一好きなおじさんだ。おじさんの友達。おじさん大好き。おっさんずらぶだ。いやそれは違うか。

彼と少し話した後私は行きつけのカフェに行ったyoutubeで紹介済みだが、ここでも紹介すると川沿いにある隠れ家的な、日本でいうハンモックカフェのようなものだ(しかしハンモックはない)。とにかくのんびりできる。私は昼からラオスビールの大瓶を一人で飲みながら隣に座った人と話したり、自分の膝をじっと見てみたりした。

3時間くらい経っただろうか。お会計を済ませ拙いラオス語で店員さんたちに愛想を振りまいた後店を出た。

ここでもう一人の重要人物を紹介する。今回の私の旅に華とスリルを与えてくれた、サーン兄さんだ。サーンおじさんではない。今回はお兄さんだ。重要人物の名前が二人同じになってしまったので読みにくいかもしれないが、ご辛抱いただきたい。

彼に声をかけられたのはカフェを出てすぐのことだった。