ひとり旅はいつも突然に

モモカちゃん途中から完全に一人旅になるけど大丈夫?

と空港で突然言い放たれた私。

一人旅こそ国内でしたことがあるもの、海外で一人旅なんて初めて。

しかも帰りの飛行機も一人でならなければいけないという…。

お、おなかが痛くなってきた…。ママぁ…。

ラオスでの旅は全部で11日。前半の5日間は友達も一緒である。その友達だが、彼女は1年生の時にインドを一人で旅行してしまうほどパワフルなクレイジーガールなので、私は彼女に今回の旅に関して絶大の信頼を置いていた。

(実際、航空券を取るのを完全に彼女に任せていた自分も悪い)

彼女は全く悪くはないので、私はこの突然始まろうとしている一人旅を楽しむことにした。

彼女と観光した5日間は本当に楽しかった。この夏休みは今までの人生の中で最高の出来だと思っていたが、それにさらに華を添えるようなものだった。例えるなら、平野レミが3時間かけて作ったトマトパスタに、さらに、とろけるチーズをのせてしまうような贅沢さ。平野レミのパスタに市販のとろけるチーズをのせるなんて、逆に贅沢ではないか。

私たちが滞在したラオスのルアンパバーンという都市は、町全体が世界遺産に認定されている。彼女とはそんなルアンパバーンの街並みを散歩したり、象に乗ったり、滝を見に行ったり、托鉢(早朝にお坊さんたちに食べ物を喜捨するもの)を見に行ったり、本当にたくさん楽しんだ。女子らしく恋愛の話にキャッキャしたり、かわいい雑貨を見て回った。

そして別れの朝(大げさ)

さようならと言い放ち、私たちが最後に夜を共にしたホテル(ゲストハウス)を彼女は去っていった。キングサイズのベッドを今は独占できるはずなのに、彼女のスペースを無意識に空けてしまっていることに気づくのに、そんなに時間はかからなかった(20秒で気づいた)。

少し感傷的になってしまったが、簡潔に状況をまとめると、一人きりになってすることが思いつかなかった。ニートだ。お金のかかるニートだ。急にさみしくなった私はためていたすべてのラインに返信し、バナナマンが出ているyoutubeを少し見た後、とりあえず私が事前に予約しておいたホテルに向かった。

つづく!!!!!!!