こんにちは!日本で世界各国の本格料理を楽しめるレストランを紹介する本コーナー、今回は番外編としてご家庭で気軽に作れるスペイン料理を紹介します!
スペイン語専攻2人が、(特に1名)手つきが多少危なっかしくも無事に豪勢なスペイン料理パーティーを繰り広げました。皆さんもぜひお試しあれ。
さて今回作ったのは
・海老のパエージャ
・トルティージャ(スパニッシュオムレツ)
・サングリアブランカ(白ワインのサングリア)
の3品です。
さっそくレシピをご紹介。
一品目はパエージャ(paella)です。
材料(3~4人分)(←2人で食べました。多い)
米(洗わない) 2合
玉ねぎ 1/2個
にんにく 2片
ピーマン(小) 3個
トマト缶 2/3缶
海老 6〜8尾
塩胡椒
■ 【スープ】
水 350cc
白ワイン 50cc
チキンコンソメ 1個
サフラン(なければターメリック)適量
鶏肉やあさり等の貝類を入れてもおいしいです。パプリカでも色あい良し。
上の材料ではとにかく安くできます(笑
☆できるだけ大きいフライパンで調理するのがコツです
1
にんにくと玉ねぎはみじん切り、有頭エビの場合は殻と背わたを取る。ピーマンは短冊切り、スープの材料は混ぜて20分ほど置いておきます。
2
フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒めます。香りが出てきたら玉ねぎを入れ、さらに炒めます。
3
(鶏肉と)ピーマンを入れ、さらに炒めます。火が通ったら、鶏肉とパプリカは一旦取り出しておきます。
4
お米を研がずにいれ、透き通るまで炒めます。目安としては弱火で4〜5分です。
5
スープの材料とトマト缶を入れ、全体に馴染ませます。
6
(あさり、鶏肉、)海老を入れ、強火で沸騰するまで熱します。
7
沸騰したら蓋をして弱火で15~20分程度加熱します。
8
蓋を開け、ピーマンを盛りつけたら、20分程度蒸らして完成!
☆お米を炊く時は水分がなくなるまで加熱する。
☆お米がまだ固くて芯が残る場合は7,8の工程の時間を長くする。
フライパンの容量ギリギリまで材料を入れてしまうと、ぎゅうぎゅうになって火が通りにくく、底の方ばかり焦げてしまうので注意です。
ぶっつけ本番にしてはおいしそうにできました!!
スペイン料理といえばパエリア!というほど代表的な料理ですが、元々はウサギ肉を使ったバレンシアの郷土料理だということを知っている人は少ない気がします。魚介類を入れた豪華なものは観光客向けに生まれたものなのです。
あと、パエリアとは発音しません。paellaと書いて(llaの音はジャかリャのため)パエージャもしくはパエーリャと聞こえます。
ちなみにpaellaとはバレンシア語でフライパンという意味です。料理の名前というより調理器具の名前なんです!
さて、続いてはトルティージャ(tortilla)のレシピをご紹介。
材料(ミニサイズのフライパン1つ≒2~4人分)
じゃがいも 2個
玉ねぎ 1/2個
卵 2個
塩 適量
たったこれだけのお手軽料理です!
小さいフライパンをご用意ください。
1
じゃがいもと玉ねぎを薄くスライスする
2
1を炒める
3
溶き卵に塩を加え、2に流し入れ、焼く
4
表面が8~9割固まってきたらフライパンに大きいお皿をのせ、フライパンごとひっくり返す
5
お皿からフライパンへ移し、反対側を焼いて完成!
簡単!!
作り方さえわかれば誰でもできます!
ちなみにトルティーヤと聞くと日本人のほとんどはタコスに使われるトウモロコシから作られる生地を想像するかと思いますが、この卵料理も同じくtortillaという名前なのです。紛らわしいですね。
最後にサングリア(sangría)の作り方。
ワイン(赤でも白でも)……700ml
オレンジ……2個
リンゴ(または桃)……1個
レモン……1個
グラニュー糖……大さじ3~4
1
オレンジ、リンゴを一口大に、レモンはスライスして、材料全てを容器へ入れて3時間~1日漬け込むだけ。完成。
安物のワインも、甘くてフルーティで飲みやすくなります。
今回使ったのは白ワイン(vino=ワイン blanco=白い)ですが、元々sangríaという名前はsangre(血)という言葉からつけられたのでその意味では赤ワインを使うのが正統派です。
白ワインで作ってもすっきりフルーティでたいへんおいしいですよ♡
皆さんも、ぜひお家でお手軽にスペイン料理に触れてみてください!
(文・煙山 佳奈)