自転車に乗れない?◯◯のお寿司が大好物?香港人の意外な姿 オススメの夜景スポット情報も!

 

突然ですが、あなたは香港についてどのようなイメージをもっていますか。
日本からもほど近く、2日3日で気軽に訪れることのできる香港。しかしそれだけ身近な場所であっても住んでみないとわからないことはたくさんあるはず。そこで今回は、そんな香港の真の姿を一部ながらご紹介すべく、香港からの留学生Joannaさんにお話を伺いました。

 

まず彼女に香港での暮らしについて尋ねると、「香港は高い建物が密集しすぎていて空がとても狭い!」と即答。香港は東京23区の約半分ほどの面積だというから無理もないかもしれませんね。家の中でしかリラックスできないので退屈なのだとか。「府中は緑が多いし星もたくさん見えて嬉しい。東京っぽくはないけど。」と笑っていました。実際に来て初めて知った、東京の新たな一面も気に入ってくれたようです。

 

また、ミニバスと呼ばれる16人乗りくらいの小型バスやトラム(路面電車)、島を行き来するためのフェリーが主な交通手段だという香港ではほとんど自転車に乗ることがなく、日本に来てすぐのころは学校の周りで自転車の練習をしていたそう。マンションは30~40階建てが一般的で、「一軒家なんてかなりのお金持ちじゃなきゃ住めない」とのこと。そのあたりはやはり感覚の違いがありそうです。

 

そんな彼女は、少し会っただけでは日本人にしか見えないほどに日本語が堪能で、見た目も日本人的な「かわいい」女性。なぜそんなに日本に詳しいのか気になり、香港で日本はどのくらい身近な存在なのか尋ねてみました。彼女によると、日本のアニメや漫画はもちろん、CDや翻訳された小説もたくさん売られており、寿司や食べ放題の店も人気なようです。「香港の人はサーモンの寿司が大好き」だそう。彼女自身もまた日本のアニメや声優から日本語に興味をもち、中学3年生のとき香港にたくさんある日本語教室に通い始めたそうで、日本に来てからは漫画同好会や声優同好会で活動しているのだと楽しそうに話してくれました。香港の大学では日本のポップカルチャーについて研究しています。

 

ちなみに彼女の母語である「広東語」、外大でも授業が開講されていますが非常に難しいとの噂。9つの声調があるそうですがJoannaさん曰く「喋れるけど拼音(ピンイン)はわからない」そうです。つまりフリガナがわからない。日本語話者としてはさっぱり想像できませんね。彼女は北京語(いわゆる「中国語」)がとても苦手で、北京から来た留学生とは日本語で話すのだとか。やはり「中国」は奥が深い…

 

最後に香港で一番のおすすめスポットを聞いたところ、やっぱり夜景を見なきゃね、と「前往山頂」という場所を教えてくれました。

 

思い立ったらすぐに、GWにでもふらっと行けてしまう香港。次に訪れたときは香港ガールとっておきの場所から、100万ドルの夜景をぜひ楽しんでみてください。

 

(文・煙山 佳奈)