東京で本格香港料理を食べるならここ!留学生大絶賛の祖国の味

「食」というものは文化と深く結びつき、私たちのアイデンティティにも大きく関わってくる。「家庭の味」への愛着は時代も洋の東西も問わないのである。
…というのもタテマエとしてもちろんありますが、外語祭以外でも日本にいながら世界中の料理を食べられたら幸せではないか、ということでこのコーナーでは留学生やネイティブ講師に聞いた「日本にある本格的な現地の味が楽しめる料理店」を紹介していこうと思います。異文化体験の入り口として最適な「食」。ぜひ楽しみながら世界各国の食卓に思いを馳せてもらいたいです。

さて第1回で紹介するのは「意外なあの国」のインタビューにも協力していただいた、香港出身のJoannaさんおすすめのお店「贊記茶餐廳(チャンキチャチャンテン)」。他の香港からの留学生友達も絶賛しているという本格ぶりとのことで、高まる期待と食欲とともにライター2人で向かいました!

飯田橋3丁目にあるこちらのカフェ、外装内装から店員さんまで香港を完全再現しているようです。まるでここだけ異国のようですが少し裏道に入ったところにあるので知る人ぞ知る、といった感じ。

Joannaさんに香港の食べ物といえば香港式ミルクティーとエッグタルト、メロンパンにバターを挟んだもの、と教わっていたので迷わず(…いやそれでも少し目移りしてから)それらを注文!わくわくです。

こちらがメニュー。店内には香港からのお客さんも多く、店内の掲示やメニューも広東語表記に日本語が添えられています。

少し待って注文の品が到着!

2人でシェアして頂きました。
香港式ミルクティーは普通のものより濃く淹れてあり、苦味とミルクのまろやかさが癖になる味わい。お砂糖を入れてもおいしいです。
エッグタルトは卵の味がしっかりしていて甘すぎずおいしい。メロンパン+バター(ホーローパオと言うようです)は大きなバターが挟まった見た目のインパクトに反してしつこくなく、飽きることなく食べられます。とてもおいしい。

食レポとしては失格ですがつまり全部おいしいんです。笑

こちらのお店はお値段もお手頃なので、いつでも気軽に香港気分を味わえます。イギリス統治時代のティータイム文化の名残である香港式お茶会をぜひぜひ楽しんでみてください!

(文・煙山 佳奈)