キャッシュレスが進んだら

海外旅行や留学に行くとき、クレジットカードはもはや必須アイテムになっている。

行先にもよるが、特に西欧や北米ではクレジットカードは持っていることが当たり前とされる。

確かに、クレジットカードやデビットカードは便利である。

いちいち現地通貨に両替する必要がないし、ポイントもたまる。

カードを使うと浪費につながりそうだからと、普段キャッシュレスを敬遠している私でさえ旅行中や留学中はカードにお世話になった。

 

アメリカの人は基本的にいわゆる財布というものを持たない。

パスケースのようなものに、ID(日本でいうマイナンバーカード)・免許証・クレジットカード・学生証などを入れている。

現金は持ち歩くことがなく、ATMからお金をおろすということもない。

なかには、スマホの裏にカードケースを貼り付けて、その中に全ての重要なカードを入れている人もいる。

私は、スマホを落としたら終わりじゃないかとひやひやしながら見ていた。

 

お金を立て替えてもらった時でも現金で返すことはなく

Venmoという個人間送金アプリでお金のやり取りをする。

Goggleが動詞化したように、このVenmoも動詞化が始まっており

I will venmo you.(Venmoでお金を送るね)というような形で使われている。

Venmoは北米圏を中心に普及しているが、

もしかしたら近い将来、日本にも上陸するかもしれない。

 

そんな、キャッシュレス生活を送っていたため、

米ドルの小銭の識別ができないまま、私の留学生活は終わった。

中には、アメリカに7~8年住んでいるのに

未だに小銭の区別がつかない現地の友人もいた。

 

以前、タイプライターで大学のレポートを書いていたという年長者の方のお話を聞いたことがある。

その時になんて大変な時代だったんだと思ったが

ひょっとすると、私も後の世代に

現金でやり取りするなんてなんて大変な時代だったんだと思われるかもしれない。

 

 

余談だが、この記事に合うような画像を探していると

日本の大学生御用達(?)のフリー素材を扱ういらすとやのサイトでキャッシュレスの画像を見つけた。

イラストの種類の豊富さとファンシーなタッチで支持されているいらすとやで

キャッシュレスの画像が見つかったことも驚きであった。

 

(文・川本みおこ)